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◎BaaSがもたらす銀行界の地殻変動―「顧客接点」の主導権を誰が握るのか
DX・地域商社・非金融事業
JR九州がSBIホールディングスと組み、金融事業に参入すると発表した。鉄道会社などの非金融事業者が相次いで、金融サービスへ参入している目的は「経済圏の囲い込み」にある。それを可能にしているテクノロジーが、BaaS(Banking as a Service)と呼ばれる銀行による金融サービスの提供だ。 背景には、人口減少で主力事業の衰退が避けられないインフラ業種が非主力事業で収益を出さなければならない切実な事情がある。鉄道会社は運輸収入よりも非運輸収入を伸ばさなければ成長は頭打ちとなる。 反対に、伝統的な既存銀行は、BaaSによって金融サービスに参入した企業による「預金吸い上げ」の影響で、預金量の6~7割を占める個人預金の争奪戦がさらに厳しさを増す時代が到来する。統合・再編も加速し、伝統的銀行の存在理由、存在価値が一層問われるだろう。 今回は、BaaSを切り口に、時代の転換を迎えつつある銀行業界の構造変化を読み解く。
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◎次代の経営者は、事業をどう「継ぐ」のか(前編)~吉野杉の木桶が醸す極上の酢をつなぐミヅホの場合
中小企業の課題
◎次代の経営者は、事業をどう「継ぐ」のか(前編)~吉野杉の木桶が醸す極上の酢をつなぐミヅホの場合 奈良中央信用金庫地域産業創生部中嶋亮太課長の紹介で、奈良県の2つの中小企業を取材する機会があった。 1社目は、ノンアルコール枠のビネガードリンクという新ジャンルで既存の純米酢商品とは異なるお酢の可能性を広げようと挑戦する老舗酢蔵ミヅホの大西佑亮取締役、2社目は奈良県が主要産地である伝統的な雪駄の価値を現代的に再解釈して、高付加価値のブランディングを目指すサカガワの阪川貴俊専務だ。 いずれも次期社長の2人に話を聞いたが、付加価値路線というビジネスを構築しながら、じわじわと事業承継を進めているリアルを目の当たりにし、あることに気づいた。 それは、中小企業の事業承継では恒例の「親子問題」である。 次期経営者が祖父とは仲が良いのに、父とは衝突し、反目しているケースは珍しくない。この意味を考えさせられる取材だった。 もしかすると、親子の衝突は意外にも、「企業が生き延びていくために必要な新陳代謝、化学反応」であり、実は進化なのではないだろうか、と。 今回の前編は、ミヅホの大西氏の取材リポートを紹介する。
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◎外国人材活用で働き方「開国」=森興産森社長に聞く⑩
中小企業の課題
人手不足は、あらゆる業種で深刻さを増している。 人手不足でも生産性向上を目指すならば、働き方改革は避けられない経営課題だ。ただ意外なことに、外国人材を採用したからこそ、経営者がこれまで意識しなかった「日本独特の働き方をどう見直していくか」という新たな視点を持つこともできる。 特に日本人の若者の就労が難しくなっている農業、漁業などの第一次産業、介護業などで、外国人材就労の実態に詳しい森興産・森隼人社長に、なぜ「働き方『開国』」が必要なのかを聞いてみた。
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◎「企業価値」ではなく、目を向けるべきは「源泉」
中小企業の課題
企業価値担保権の運用が5月25日に始まった。当初は20の金融機関が融資を実行するという「静かな滑り出し」となった。 金融機関はどのように企業価値を見定め、企業価値担保権付き融資を実施したのだろうか。いくつかの現場を取材し始めたので、そこで見聞きしたリアルをリポートする。見えてきたのは、企業価値の核心部にある「見えないもの」だった。
地域金融機関の現状
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15.2%
若手離職率
入行3年以内の平均
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42%
DX推進予定
2025年度計画
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68%
地域貢献重視
経営方針として